住宅ローンを組む前に

住宅購入についてまず考えなければいけないのは、
「住宅を買うのか、買わないのか」
ということです。
そのためにはまず、自分のライフスタイルをよく見極める必要があります。
自分と家族にとって、住宅購入が本当にプラスなのか、よくよく考えなければなりません。

ただそれだけでなく、住宅は、「今が買い時」なのかどうかを考える必要もあります。
買い時は、自分のライフステージによるものもありますし、客観的な状況からも決まってきます。

ライフステージによる「買い時」

住宅ローンが低金利になったり、地価が下落したりすると、
「今が買い時」
と言われることが多くなります。
たしかにそれは、一見正しいように見えます。

ただそればかりに惑わされてしまうと、本当の買い時を見失うことになりかねません。
自分自身のライフステージとして、
「本当に今が買い時なのか」
を考えなくてはいけません。

希望エリアについての買い時もある

仕事の関係や自分の実家、配偶者の実家などの関係で、住むエリアが限定されてくることがあります。
その場合には、そのエリアの「買い時」を見極める必要もあります。

たとえばそのエリアで地価が下がり続けているような場合があると思います。
そうであれば、どんなに低金利であっても、「今が買い時」とは言えないことになります。

住宅の「買い時」とは

住宅関係の雑誌やウェブサイトではよく、
「賃貸住宅に住み続けた場合と、住宅を購入した場合の支払総額の比較」
が掲載されています。
その結果はほとんどのものが、
30年程度で両者は同額になり、それ以降は住宅を購入したほうが得」
という結果になっています。

ただこれは、いくつもの仮定を前提としていて、鵜呑みにしてはいけません。

試算の前提となっているもの

賃貸と住宅購入の比較の試算で前提となっているのは、

  • これから30年以上にわたって経済水準が変わらない
  • 金利水準も今とほとんど変わらない

などのことを前提としています。

ただ本当にその前提が正しいのかは、決して誰にも分かりません。

将来賃貸相場が暴落する可能性だって、決してないとはいえません。
その場合には、当然今、住宅を購入すべきではないことになります。

逆にインフレが起き、収入が倍増することも考えられなくはありません。
そうであれば、多少無理してでも住宅は購入しておいたほうがいいことになります。

このように、
「住宅を購入して、得かどうか」
は、30年後になってみないと分からないことなのです。
ですから住宅購入は、あまり損得勘定に振り回されないことが大切です。

エリアの状況を加味することも重要

また試算を参考にしようとする場合、住宅を購入しようとするエリアの状況を加味することも大切です。

よく、
「住宅を購入すると、将来資産が残る」
という言い方がされることがあります。
しかしエリアによっては、地価が下がり続けている場合があります。
そうであれば、将来その住宅は、二束三文にしかなりません。

モデルルームを見るタイミング

住宅購入の検討を始めると、すぐにモデルルームを見に行く人がいます。
でもこれはオススメできません。
モデルルームを見に行くのが早過ぎると、冷静な判断ができなくなる場合があります。

モデルルームを見ると買いたくなってしまうことが多い

モデルルームは、実物以上に素晴らしく見えるようにできています。
置いてある家具も調和が取れていますし、生活感も全くありません。

ですからモデルルームへ行くと、その住宅が欲しくなってしまうことが多いのです。
またモデルルームは、実際そのために作られています。

さらにモデルルームを見に行くと、不動産業者の営業マンがいます。
不動産業者は一般の人が購入するものの中で、最も高いものを売っています。

ですからそこで働く営業マンも、他の業種とは比較にならないくらい、高い手腕を持っています。
お客に家という高価な物を買わせるプロなのです。

ですからモデルルームへ早すぎる段階で行ってしまうと、冷静な判断ができなくなる可能性があります。
「買うつもりではなかったのに買ってしまった」
「思っていたのとは全く違う物件を買ってしまった」
などということになりかねません。

モデルルームを見に行く時には意思をはっきりと伝えることが大事

もし早い段階でモデルルームを見に行く場合、
「意思をはっきりと伝えること」
が非常に大切です。
不動産業者の営業マンには、
「まだ購入を考える以前の段階だ」
ということを、きちんと伝えるようにしましょう。

また中古物件などを見に行く場合も、やはり意思をきちんと伝えることが大切です。
意思を曖昧にしていると、個人売主に思わぬ迷惑をかける場合もあり得ます。

住宅の購入に際しては、様々な人と関わりを持つことになります。
ですからモデルルームに限らず、意思をはっきりと伝えることはとても大切です。

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